中学入試の作文対策、万全ですか?
自己アピール型・21世紀型の中学入試の対策って、何をどうすればいいの?
ここ数年でいわゆる「自己アピール型入試」や「21世紀型入試」のような名称の新しい形の中学入試が出てきました。
「もうそんなの知っているよ」はともかく、「何ソレ?」の方のために簡単に説明すると…
今までの中学入試
中学入試解禁日(京阪神地区ならば1月中頃)からはじまる、いわゆる算国もしくは算国理(社)のペーパーテストによる受験
自己アピール型、21世紀型の中学入試
英検や漢検などの資格、小学校を通して培った特技(バレエ・楽器演奏など)を自己申告
→面接・作文・(学校によっては算国の基礎的なテスト)
こういう感じです。
自己アピール型はまだまだレアケースですのでどこの中学にもあるわけではありません。
…あ。それって、めちゃ簡単な中学校しかやってないんとちゃう?
なんかそういう声なき声、今そこはかとなく聞こえてきましたよw
ここでは具体的な名前を控えますが、そんなこともありません。案外人気校が自己アピール型(21世紀型)入試をやっていたりしますよ。
自己アピール型・21世紀型入試についてわかりやすく語っています
自己アピール型・21世紀型入試について「くわしく話を聞いてみたい」「もっとわかりやすい話が知りたい」というお声をたくさんいただいております。
YouTubeで解説を流しています。
このホームページには掲載していない内容もペラペラと喋っております。
BGMを聞くような軽い気持ちでお聞きになってください。
前半と後半に分かれています。
【中学入試国語】自己アピール型入試の注意点
ところで、自己アピール型・21世紀型の中学入試、なんだかおいしそうだからコレで勝負をかけよう!と思った方。
ちょっと気をつけるべき点があるんです。
さきほどのをおさらいで…よいしょっと!
自己アピール型、21世紀型の中学入試
英検や漢検などの資格、小学校を通して培った特技(バレエ・楽器演奏など)を自己申告
→面接・作文・(学校によっては算国の基礎的なテスト)
ん?自己申告?
そうなんです、コレ、事前にやらないといけないケースが結構あるんです。2学期のはじめあたりでしょうか。
ですので、12月に入ってから自己アピール型を利用しようとしても、すでに遅すぎたりするんです。
もしも自己アピール型・21世紀型中学入試を利用するということでしたら、少なくとも夏休みを終わったあたりから動かないといけません。
なぜならば、中学校側に「ウチはこうこうこういったことで自己アピールしたいのですが、いけますでしょうか?」と一度電話なんかで問い合わせるところからはじめないといけないからです。これ、早ければ夏休み頃からスタートしている受験生もいるんです。
何をもって自己アピールできるのかは中学校側の判断によりますから、A中学でOKだった内容がB中学になるとアウト、C中学はグレーゾーンでどっちつかず、というのはよくあるケースです。
ですので、もし自己アピール型・21世紀型の中学入試をしてみよう、ということでしたら、6年生の夏休みを過ぎるあたりが決心の分岐点になるかとわたしは考えています。
もちろん秋が深まった頃に動き出しても遅くはありません。あくまで中学側に一度電話等で問い合わせ・相談をしてみてください。入試担当の先生がわりと親身に相談に乗ってくれます。(つっけんどんな感じでしたらわたしまでチクってください。カツンと文句言ってみますから。ただし京阪神地区限定です。)
で、自己アピール型入試・21世紀型の中学入試の対策は何をどうすれば…
これらの話をご認識していただいた上での、本題である「入試対策」に具体的に入りたいと思います。
まず、算数とか国語とか理科といった、教科の勉強。
これはハッキリ言って、そんな難しいことはしなくてよくなります。なんなら、不要だったりします。
算数や国語のテストが課されたとしても、大手中学受験塾の死ぬほど大量の課題はまるで不要。意味をなさなくなります。ただの苦行です。ですので、しなくてもOK。
ところがです。塾の先生に相談したとしても、ものすご~~~く渋い顔しますよ。だって、入試の寸前に塾辞めちゃうわけですから。センセ―にとってみれば、マイナスポイントですよ。
もちろん、センセ―はそんなことありませんよ、とか言うはずですが。でも、マイナスポイントです。(大手塾に何社か在籍していたわたしが言うので間違いはない。しかも数校舎の統括の校舎長までしていましたから)
でも、ここは自己アピール型中学入試ということに絞るんでしたら、すっぱりおさらばしてください。だって、要らないんですから。そんな大量の、わけのわからん勉強。
必要なものを、適切に、親として準備させてあげるのが筋です。当たり前。決まってます。
【中学入試国語】要らないものをすっぱり切り捨てたあとにすること
さて、すっきりと塾を辞めたあとにすること。
それは、面接と作文の準備です。
面接は何も難しいことはありません。
非常に簡単です。
・どうしてこの中学校に入りたいのか。(ほかの中学校でなくてどうしてウチの学校なのか)
・自己アピールしている特技について、きちんと第三者に説明できるか。どうしてそれを続けたいか。
あとは、その中学校の入試説明会に参加したときに面接について質問をすれば、かなり丁寧に先生が教えてくれます。
(つっけんどんな対応をしている学校があればわたしまで。ただし京阪神地区限定です。)
その次にすること。
そう。作文です。作文ですよ、お母さん。
【中学入試国語】入試担当の中学校の先生でも、ぼんやりしかわかっていない入試作文
受験予定の中学校の入試担当の先生に入試説明会で質問しても、具体的にハッキリと「こうしてくださいネ!」を聞くことがなかなか難しいのが「作文」。
まあまあの確率で核心をはぐらかれます。作文の細かいことについて。
そらそうです。隠しているわけではなくて、わかってないんですよ。正直なところ。何をもって合格ラインなのか。何がダメで不合格ラインなのかが。実際に作文を採点する国語の先生にしか…
入試担当の重鎮の先生ですらあまりピンときていなくてぼんやりしている入試作文。
じゃあ、テキトーでいいんですかね。
いや、そんなこと、ずうぇったいに、ぜっとぅわいに、ありませんよね!!
だって、大事な大事な入試ですから。もう、自己アピール型に全部かけちゃったんですから。それこそ、ショーワの時代の「クイズダービー」の最後ですよ。
ここ一番で「篠沢教授に、全部!」はしたくないでしょう。
大事なお子さまのここ一番なんだから、ここは冷静に「はらたいらに、全部!」じゃないでせうか?
じゃあ、中学入試作文は何をどうすれば
中学入試に作文がある以上、それなりのきちんとした意味があります。テキトーなんてありえない。(テキトーだったら作文なんかしなけりゃいい)
はっきり言っちゃえば、同じ自己アピール型入試を目指している他のお子さんよりも、あなたのお子さまの作文がびっくりするくらいスゴイものだったら問題ないですよね。受験予定のどの中学校の先生がみても、おおスゴイとなれば。ホントに。
だったら、それ、目指しません?
しかも、フツーに算国理(社)の中学入試で高得点を目指すより、入試作文で高得点を目指すほうがはるかに簡単で少ない労力、安上がりなコストで済みます。
中学入試の作文には型がある
じゃあ、作文、どうやって対策します?
(塾を辞めていなければ)今お通いの塾の国語のセンセ―に相談してみますか?
いや、やめときましょう。
はっきり言っておきます。そのセンセ―、今まで作文の対策、どのくらいやりました?どのくらい合格させました?
もしあなたの体にまあまあ進行しているガンがみつかったとしたら、いつも診てもらっている先生にあなたの大切なお体を託しますか?
それとも、そのガンばかり年がら年中診て治しまくっている先生を頼りますか?
答えは明白ですよね。
ですので、作文の対策は専門の先生を探して託しちゃいましょう。だって、大切なあなたのお子さまの入試ですよ。なるだけ失敗させたくないに決まってますよね。
ちなみに、中学入試の作文に限定した話ですが、作文の指導をお願いしたときに、作文の型として「序論・本論・結論」を言い出すセンセ―は素人です。
なぜならば、そのセンセ―、きっとどこかの問題集とか参考書の受け売りで言っているからですよ。その話す内容。本当に中学入試としての作文指導、したことないはずです。
大学入試の小論文なら、「序論・本論・結論」でごもっともです。しかし、中学入試、もっと言えば高校入試の受験作文の世界で「序論・本論・結論」を言っているセンセ―は話にならない。素人です。何もわかってない。
中学入試(高校入試)の作文の型は「序論・本論・結論」ではありません。(そういう人が多すぎてビビります。ずうぇったいにおかしい)
そんな型で作文を書かせたら、その子の頭の中の幼さや知識のなさが丸出しになってしまって、ものすごく青くさい文章や何を言いたいのかピンとこない文章の出来上がりです。(当たり前ですが、評価はとっても低いです)
話は脱線します。
以前、大阪府内でトップの公立高校(あそこか、あそこのどっちかですw)の国語の先生の話を聞く機会がありました。
入試の国語の作文の採点をしていたら、まるで同じ内容の作文(ひどいことに、入試当日に出されたお題とはまるで違う内容)が何十枚も、しかも毎年出てくる。どういったことかと。
その先生、名指しこそしていませんでしが、半ギレでしたよ。某大手塾が「今年の入試はこう書け!」って画一的に指導しているに違いないと。もちろんそれらの作文の採点結果はすべてほぼゼロ点。
決して作り話ではありません。実際に先生が目の前でお話しなさったことです。
ひどくないですか?
じゃあ、中学入試の作文で何をすれば
中学入試(高校入試)の作文では、そのような序論・本論・結論ではなく、もっと具体的なことから書かせるべきです。
ただ、いきなり具体的なことを書け、と指示をしても、おそらく一文字も書けないお子さんが結構います。書けたとしても、とりとめのない文章になってしまい、「結局何が言いたいの?」になっちゃいます。
そのあたりの指導、今の塾の国語のセンセ―、経験豊富でしょうか?
書けない子は書けない子なりのエクスキューズ(言い訳)があり、ある程度のパターンがあります。
そのパターンによって指導を変えないと、受験作文の指導効果は薄い。そのあたり、あなたの塾の国語のセンセー、大丈夫?
入試作文を指導するにあたり、市販本を使うとか、塾専用の教材を使うとか、ひどい場合は作文の添削をよそのどこかに丸投げ(指導する先生が直接添削をしていない)のは論外。素人さんです。
大阪速読・大阪国語の受験作文指導では
大阪速読・大阪国語の受験作文指導では、中学入試・高校入試の受験作文指導のベテランの代表今津が直接指導・作文添削をしています。
市販本はもちろん、塾等で通常使用されている塾専用教材は一切使わず、すべて研究に研究を重ねた独自の教材を使用しています。
中学入試では高校入試に比べて入試作文が行われてそれほどまだ浸透していず、中学校によってレベルや問うている内容がまちまちです。
ですので、お子さんお一人お一人に完全に受験校に沿って17年間の蓄積をカスタマイズした内容・教材によって指導を行っています。
どうすればいい?
一度お電話ください。ご相談だけでももちろんOK。
作文が課される中学入試を選択されるのはそれなりに勇気のいることです。が、案外志望校への最短ルートだったりするんです。
ところが…ところがです。
塾の先生に相談しても煙たがられるだけです。また、あまり作文指導をきちんと取り合ってくれなかったりします。だって、経験がなくて手探り状態だったりするわけですから。
受験予定の中学校の入試担当の先生に質問・相談しても「作文はフツーに書いていただければいいですよ。大丈夫ですよ!」とかおっしゃいます。
鵜呑みにできます?その言葉。何書いてもいいんなら、作文、いらねーんじゃねーのって思いません?
作文はきちんと評価対象になっていますよ、お母さん。やはりきちんと他のお子さんを押しのけて、高評価を取ってもらいませんか?あなたのお子さまに。