中学受験の国語ができないのはなぜ?本は読むのに読解問題が解けない子へ|塾を増やす前に見直したい「読み方」

query_builder 2026/10/22
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中学受験の国語ができないのはなぜ?本は読むのに読解問題が解けない子へ|塾を増やす前に見直したい「読み方」

「うちの子は本を読むのに、国語の成績がよくありません」
「塾の宿題もやっています。それでも、読解問題になると答えられないのです」
中学受験の国語について、このような悩みを抱えていませんか。

中学受験の国語・読解力指導を専門とする塾「パワー読解®」代表の今津大輔です。

東京・新宿(代々木)、大阪・十三の教室と、オンライン(Zoom)で指導しています。



https://osaka-sokudoku.jp/



本を読むこと自体は嫌いではない。漢字も練習している。塾にも通い、問題集にも取り組んでいる。それなのに、公開テストでは点数が取れない。


保護者としては、「これ以上、何をすればよいのだろう」と困ってしまうと思います。


実際にQ&Aサイトにも、塾に通って中学受験を目指しているのに、国語の読解問題では筆者の言いたいことや文章のポイントが分からない、という相談が見られます。


ここで、いったん立ち止まって考えていただきたいことがあります。


それは、「本を読んでいる」と「文章を理解している」は、必ずしも同じではないということです。


今回は、本は読むのに国語ができない子について、家庭で何を確かめ、塾や専門指導を選ぶ際にどこを見るとよいのかを整理します。



中学受験の国語ができない。「もっと本を読ませる」だけでよいのでしょうか


国語の成績が伸びないと、まず「読書量が足りないのでは」と考えがちです。


もちろん、本に親しむことは大切にしたいものです。ただ、すでに本を読んでいる子に「もっと読みなさい」と言う前に、確かめたいことがあります。


それは、その子が文章の何を受け取っているかです。


例えば、物語を読んだあとに、


「主人公が友達とけんかをした」


「そのあと、学校を休んだ」


「最後には仲直りした」


と、出来事を順番に話せる子がいるとします。


これなら、少なくとも出来事の流れは追えていそうです。


しかし、


「主人公は、友達のどの言葉に傷ついたの?」


「最後に仲直りできたのは、何が変わったから?」


と聞くと、説明できないかもしれません。


出来事を覚えていることと、その理由や人物の変化まで理解していることは、分けて見たいのです。


国語ができないとき、「本を読んだかどうか」だけを確認していると、こうした違いを見落としてしまいます。



「文章が読めない」を一つの状態だと考えない


「うちの子は文章が読めません」


この言葉だけでは、何を指導すればよいのか、まだ見えてきません。
少なくとも、次のような状態を分けて確認したいところです。

言葉の意味が分からず、一文の内容をつかめない。

一文ずつは分かるが、前後のつながりを説明できない。

出来事や具体例は覚えているが、文章全体の要点が分からない。

文章の内容は分かるが、設問で何を聞かれているか取り違える。

答えたい内容はあるが、答案としてまとめられない。

例えば、言葉の意味が分からない子と、内容は理解しているのに記述で困っている子では、確かめることが違います。


「読解力がないから、読解問題を増やす」というだけではなく、どの段階で止まっているのかを見たいのです。
一般的な読解指導の解説でも、文字を目で追うだけで内容を組み立てていない状態や、文章の理解と設問への対応は、分けて考える課題として取り上げられています。



本は読むのに国語ができない子で、確認したい三つの読み方


ここからは、家庭でも確認しやすい例を挙げます。お子さんを決めつけるためではなく、つまずきを探す手がかりとして読んでください。

① 面白い出来事は覚えているが、その理由が抜けている


物語を読んで、「誰が何をしたか」は話せる。


ところが、「どうして、そうしたのか」と聞くと、「なんとなく」「そうしたかったから」となってしまう。


この場合は、出来事と理由を結びつけて読めているかを確かめたいところです。


例えば、登場人物が急に黙った場面があったら、


「黙る直前に、何があった?」


「相手から、どんなことを言われた?」


と、文章に戻ってみます。


最初から難しい心情語を言わせるのではなく、気持ちを考える手がかりを一緒に探すのです。

② 具体例は覚えているが、筆者の言いたいことが分からない


説明文に動物の話が出てくると、その動物については詳しく話せる。しかし、「筆者は、この例で何を説明したかったの?」には答えられない。


このようなときは、具体例そのものに関心が向き、その役割を確認できていない可能性があります。


例えば、説明のためにアリやハチの話が登場しても、文章全体のテーマが「アリやハチの生態」とは限りません。


「集団で協力するとはどういうことか」を説明するための例かもしれないのです。


「何が書いてあったか」に加えて、「なぜ、その話が書かれているか」も確かめてみましょう。

③ 本文の内容より、自分の感想で答えている


「この人物は、なぜ怒ったのですか」と聞かれて、


「そんなことをされたら、誰でも嫌だから」


と答える子がいるとします。


気持ちは分かります。ただ、それだけでは、その文章の人物が怒った理由を説明したことにはなりません。


「自分だったらどう思うか」と、「本文の人物が、なぜそう感じたか」を分けて確認したい場面です。


感想を否定する必要はありません。


「そう感じたんだね。では、この人物については、どの言葉からそう考えた?」


と、本文に戻る道筋をつくってみてください。



家庭でできる確認。「ちゃんと読んだ?」より、この三つ


国語ができない子に、つい言ってしまう言葉があります。


「ちゃんと読んだ?」


「もっとよく読みなさい」


しかし、この言い方では、何を確かめればよいのかが曖昧です。読み直しても同じところを目で追うだけになってしまうかもしれません。


代わりに、短い文章や一つの場面で、次の三つを試してみてください。

1.「ここは、何の話だった?」


いきなり文章全体を要約させる必要はありません。


まずは一段落、一場面について、簡単に話してもらいます。上手な言葉でなくても構いません。


保護者は、その説明に大事な人物や出来事が入っているか、本文にない話が混ざっていないかを確かめます。

2.「どうして、そうなったの?」


次に、出来事の理由や、前後のつながりを聞いてみます。


答えに詰まったら、すぐに正解を教えるのではなく、「その前に何があった?」と範囲を狭めます。


ここで見たいのは、難しい答えを言えるかではなく、本文の情報をつなげられるかです。

3.「どこを読んで、そう思った?」


最後に、考えた根拠を指さしてもらいます。


この問いを使うと、本文をもとに答えているのか、記憶や印象で答えているのかを確かめられます。


ただし、毎回の読書をテストにする必要はありません。全部の本について質問攻めにするのではなく、学習として扱う短い文章で、無理のない範囲から始めてください。



塾に通っているのに国語が伸びないとき、確認したいこと


中学受験の国語ができないと、「今の塾では足りないのだろうか」と考えることもあるでしょう。


ただ、塾を増やす前に整理したいのは、授業数ではなく、何につまずいているかです。


問題を解いて、丸つけをする。解説を聞いて、正しい答えを書き直す。


その学習をしたあとに、次のことを確認してみてください。

なぜ、その答えになるのかを本人が説明できるか。

自分の答えの、どこが違っていたか分かっているか。

解説を見ずに、本文の根拠をもう一度探せるか。

解説を聞いて「分かった」と言っていても、本人に説明してもらうと曖昧な部分が見つかることがあります。


国語の塾や個別指導を検討するなら、「問題を何問解くか」だけでなく、「子どもがどう読んでいるかを、どのように確かめるのか」を聞いてみてください。


読む段階の課題なのか、設問理解なのか、答案の表現なのか。そこを分けて見てもらえるかが、判断材料になります。

パワー読解で考えたいのは、「読んだつもり」の中身です


パワー読解で向き合いたいのは、単に「国語が苦手」という結果だけではありません。


「本は読む。でも、内容を説明しようとすると曖昧になる」


「文章を最後まで読んだのに、何が大事なのか分からない」


「塾で解説を聞くと分かるのに、自分では読み取れない」


こうした状態について、どこで理解が途切れているのかを考えることです。


もちろん、相談文やテストの点数だけで、「この子は必ず伸びる」と断言することはできません。


読む速さが課題に見えても、その前に言葉の意味を確かめる必要があるかもしれません。読めていないように見えて、実は設問の受け取り方に課題があるかもしれません。


だからこそ、点数だけでなく、子どもが読んだ内容をどう捉え、どう説明するのかを見たいのです。



中学受験の国語。「もっと勉強」より先に、「何が分からないか」を


本は読むのに国語ができない。塾に通っているのに成績が伸びない。


そんなとき、「努力が足りない」「読書量が足りない」と結論づける前に、お子さんの読み方を少し確かめてみてください。


出来事は分かっているのか。その理由はつかめているのか。具体例と要点を区別できているのか。本文を根拠に答えているのか。


「国語ができない」という大きな悩みも、分けて見ると、次に確かめることが具体的になります。


今日、国語の文章を一つ読んだら、「ちゃんと読んだ?」の代わりに、こう聞いてみてください。


「ここは、何の話だった?」


その答えを聞くところから、お子さんに必要な国語の学習を考えてみませんか。

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中学受験の国語が伸びない、文章を読むのに時間がかかる、読んでも内容を理解できない――そんなお子さまへの指導内容や、おためし受講については、パワー読解®公式ホームページをご覧ください。

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