第1回目から第10回目の指導で保護者さまからよくあるご質問をまとめました



指導を受講中によくあるご質問をまとめてみました。

ここにないご質問があれば私までご遠慮なくお伝えください。(受講中の方のみ・外部の方のご質問はお控えください)

本を最後まで読めていないのですが、大丈夫ですか?「見ている」だけで、「読んでいない」のですが…

パワー読解では、1回の指導の前半部分で本の文章を指さしトレーニングにより「見る」ことを行っています(「読む」ではなく、「見る」です)。第1回目から第5回目前後の状態では、言葉が次から次へ目に飛び込んでくるだけで、詳細までは理解ができていません。

本1冊を「指つけトレーニング」で終えたあと、ゆっくりと読んでいただく時間を設けます。これにより、本の内容を理解していただくことができます。

この時点で目指しているのは「活字を目にすることに慣れていただく」ことと、「右脳に文字をスムーズに認識させる」ことです。従来の読み方のように、きちんと理解できるようになるのは第10回目前後からです。

ここで「指つけトレーニング」を意味がないものと決めつけて、従来の読み方のみで内容を把握させようとすると、元の木阿弥となってしまいます。

今までにない概念の読み方を身につけていただくため、ここはグッと我慢いただき、しばらくお付き合いいただきたいです。この「トンネル」を抜けないと、速く正確に、深く読解いただくことは決してあり得ません。

後半の「ゆっくり読む」で最後まで本を読んでいないのですが、次回も同じ本を使いますか?

1回1回別の本を指導で使います。

本来は、1冊をきちんと隅から隅までお読みいただくべきです。しかし、パワー読解では、はじめの段階ではいろいろな文章をたくさん目にしていただくために、次の指導では別の本を使います。

第5回目あたりまでは、ほとんどのお子さまは1冊をきちんと読み取ることができていません。(これができるならば、おそらく私の教室の扉を開けていないはずです)

しかし、それ以降に徐々に1冊をきちんと読みこなすことができるようになります。

これについても、第1回目から「隅から隅までをきちんと読みなさい」と指導をしていると、いつまで経ってもきちんと読めるようにはなりません。もしくは、きちんと読めるようになった頃には、とっくの昔に中学入試が終了してしまっている、ということになってしまいます。

最初の頃に、お子さまが1冊をきちんと読み切らないのをご覧になりイライラなさるのはよく理解しております。しかし、この状態を脱するために、あえて「1回につき1冊」を行っております。もちろん、最初にご説明しているとおり、宿題として「本の残りを読む」等は課していません。課さずとも、きちんと成果を出しております。

本をきちんと理解していないのに「筆者の主張を探せ」「主張は本の前後にある」と指導しているのに違和感を感じる

パワー読解では、文章の読み方の「型」を指導しています。

文章は前から丁寧に読めば、おのずと理解できるものとお思いかもしれません。

もちろんそれはその通りです。しかし、少し要領があまりよろしくないかもしれません。

説明文において、第5回目から第12回目指導で適切なタイミングで次のような「型」を指導いたします。(学年やお子さまの状況により前後します)

まず「指さし」で本文の全体像を捉える → 次に、筆者の主張を捉える(本の前か後ろに集中して主張が述べられていることが多い) → 主張を答えていただき、それが正しい場合は「本文のよく理解できなかった部分を集中的に読み込み、理解する」

これが説明文においての「型」です。

従来の読み方だと、本文において「よく理解できない部分」に差し掛かった場合、そこで熟考することになります。

しかし、筆者の主張が何なのかがよくわからず、また考えるための材料がさほどないとすると、考えに行き詰まることになってしまいます。

そして、読書はそこで完全にストップし、「次読むときはこの続きから」といった感じでしおりを挟み、本棚に戻してしまうことがよくあるのではないでしょうか。

パワー読解では、まず本文全体をぼんやりでもいいので把握してから、筆者の主張を答えていただいております。

それは、「よく理解できない部分を理解するため」です。

そこを理解するのに必要なのは、「筆者の主張を明確に理解していること」と「考えるための材料を豊富に持つこと」です。

筆者が何を言おうとしているのかわからずにやみくもに理解しようとしても、理解するのにかなり苦労します。

一方、主張が明確にわかっており、その上に考えるための材料として本全体をぼんやりでも理解していると、理解しやすくなります。

その結果、本1冊丸々をきちんと理解することができるようになります。

このように、自分で読み自分で理解し解決する力を「読解力」といいます。

パワー読解で目指しているのは、まさに「読解力」を向上させることで国語の成績向上を実現することです。読解力が向上すると、新しい情報のインプットが速く正確になりますから、当然ながら国語以外の科目の向上にもつながります。自学自習の力も格段に上がります。

従来どおりの文章の読み方で読解力をつけることは可能です。

しかし、それが叶わなかったから、今こうしてパワー読解で指導をお受けなのではないでしょうか。

従来通りの読み方をなさっていたとしたら、今までの延長線上の結果しか手にすることはできません。

今までにはない、まったく概念の違う「型」を身につけていただいているのが今のお子さまの姿ですので、ご理解いただければ幸いです。

公開テスト・公開模試・クラス分けテスト・普段の問題演習のときも、本文は指つけをするべきですか?

パワー読解の指導時以外は、普段どおりお読みいただいて構いません。したがって、指つけを行う必要も特にありません。

ただ、「絶対しないでください」というわけではありませんので、どうしてもという場合は指つけでお読みいただけます。

ちなみに、24回指導が終了した時点で次のようになります。

・パワー速読を「指つけなし」「メトロノームなし」で行うことができるようになります

・意識して速く読もうとせずとも、普段の読書スピードが必然的に上がっています

パワー読解の完成形は、最初の読みから、普通読みですか。それとは違って2行読み後+普通読みですか。1ページ6点読み+普通読み、でしょうか。

そのどれもが正しくありません。

完成形は、2ページ全部が視野に入る状態となります。文章のごく一部を見ているのが今の状態ですが、24回指導終了時では見開きすべてが目に入り、おおよそ理解できる状態となります。

「おおよそ理解できる」というのは、「その人にとって理解しやすい内容ならばほとんど理解できる」という状態です。

その人にとって理解に時間を要する内容の場合は、咀嚼する時間が必要となります。

縦文の長さが短い場合は、読みやすいく覚えれると言っているんですが、長い場合は、なかなか覚えれなくて頭に残らない様です。長い場合の対処法はありますか。

10回目あたりまではその状態のはずです。視野が狭いのと、目に飛び込んできた文章の理解が追いつかないためです。

24回目に近づくにつれ、視野が広くなり、文章理解のスピードが上がってきます。

ちなみに、24回指導終了時点は自動車の運転免許に例えるならば「免許取りたて」の状態と似ています。

完成形ではありません。そこからパワー読解の「型」をきちんと使って読み続けると、さらに上達いたします。

逆に言うと、使わなければ自動車の運転同様、うまく使いこなせなくなります。

メトロノームやトレーニングソフトを使ってトレーニングする必要はありません。ちょっとした意識を持って普段何気なく読書をしていただくだけでOKです。

授業の中で、どうしても最後のじっくり読む時、ゆっくり読んでしまうみたいですがそれもある程度スピードはいるのでしょうか。また、2行読みでしょうか。

指つけトレーニングのあと、ゆっくりお読みいただく(もしくは分析・考察していただく)ときは、スピードを意識していただく必要はありません。ゆっくりで大丈夫です。当然ながら、2行ずつ等意識していただく必要もありません。