中学受験の国語ができない、模試の選択肢と抜き出し問題で点が取れない子へ――「言葉の強さ見落とし型」の直し方と、限定表現・程度表現の読み方 早稲アカ日能研SAPIX浜希四谷塾偏差値オンラインzoom

query_builder 2026/09/28
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中学受験の国語ができない、模試の選択肢と抜き出し問題で点が取れない子へ――「言葉の強さ見落とし型」の直し方と、限定表現・程度表現の読み方 早稲アカ日能研SAPIX浜希四谷塾偏差値オンラインzoom

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中学受験の国語ができないと感じるとき、模試の答案でよく見られる失点があります。


選択肢問題では、本文と内容がほとんど同じ選択肢を選んだのに不正解になる。抜き出し問題では、答えの場所は見つけたのに、一文ずれていたり字数が合わなかったりして点が入らない。解説を読むと、本人は「ほとんど同じなのに」と不満そうに言う。


こうした失点は、秋以降の模試や過去問で急に目立ち始めます。入試問題の選択肢は、本文とのずれがわずかな言葉の差に仕込まれることが多く、抜き出し問題も一語の差で得点が決まるからです。

このシリーズでは、選択肢問題で二択まで絞れるのに外す子を六つの型に分け、前回は第4の型「因果逆転型」を掘り下げました。


最終回となる今回は、第5の型「言葉の強さ見落とし型」を扱います。「だけ」「必ず」「最も」「ほとんど」といった限定表現・程度表現を読み落とすこの型は、選択肢問題と抜き出し問題の両方で同じ失点を生みます。内容は読めているのに点にならない。その原因が、どの言葉にあるのかを具体的にお話しします。

…ということで

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今津です。大阪・十三教室で書いています。


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「ほとんど同じなのに」が口癖の子

選択肢の内容は本文と合っているのに、なぜか不正解になる。抜き出し問題で、答えの近くまでは行けているのに点が取れない。解説を読ませても、「ほとんど同じじゃん」と言って納得しない。国語の面談で伺うこの三つの相談は、同じ原因から出ています。子どもは内容を読んでいます。ただし、内容の「強さ」を読んでいないのです。

言葉の強さ見落とし型が起きる仕組み


説明文の一節を考えてみます。本文に「人は失敗から学ぶことが多い」と書かれているとします。設問で筆者の考えに合うものを選ばせるとき、選択肢の一つに「人は失敗からしか学ぶことができない」とあったらどうでしょうか。

言葉の強さ見落とし型の子は、この選択肢を選びます。「失敗」「学ぶ」という中心の言葉が本文と一致しているからです。


しかし、本文の「多い」と選択肢の「しか〜できない」では、主張の強さがまったく違います。本文は、失敗から学ぶ場面が多いと言っているだけで、成功や他人の経験から学ぶことを否定していません。選択肢は、失敗以外からは学べないと言い切っています。中心の言葉は同じでも、言っていることは別物です。

この型の子は、文を「名詞と動詞」で読んでいます。「失敗」「学ぶ」を拾い、それが本文にあれば一致と判断します。一方、入試問題の作り手は、名詞や動詞をそのまま残し、「だけ」「しか」「必ず」「多い」「最も」といった小さな言葉を差し替えることで誤答を作ります。子どもが読み飛ばす場所に、正誤の分かれ目が置かれているのです。

抜き出し問題でも同じことが起きる


この読み方は、抜き出し問題でも失点を生みます。たとえば「筆者が最も大切だと考えていることを、本文から十五字で抜き出しなさい」という設問があるとします。この型の子は、「大切」という言葉を探し、本文で最初に見つかった「大切だ」の周辺を抜き出します。


しかし設問は「最も」大切なことを聞いています。本文には、大切なことが複数述べられたうえで、「何よりも」「とりわけ」「いちばん」といった言葉で一つが特別扱いされている箇所があるはずです。答えはそちらです。

つまり抜き出し問題で点が取れない本当の理由は、探す力が足りないからではありません。設問の言葉の強さと、本文の言葉の強さを一致させていないからです。

ここから先では、見落とされやすい言葉の四つの系統、「強い言葉の選択肢は消す」という解き方が危険な理由、抜き出し問題で失点する五つのパターン、家庭でできる言葉の強さチェック、二週間の練習メニュー、そしてシリーズ全体を通した六つの型の見分け方と、秋から入試までの使い方をお話しします。


第1章 見落とされやすい言葉の四つの系統


言葉の強さに関わる表現は、大きく四つの系統に分けられます。


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